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幻の国産初の長編アニメ「桃太郎の海鷲」の動画がYouTubeにアップされる!! 

日本初の長編アニメーションと言われている「桃太郎の海鷲」が先月からYouTubeに上がってますよ!!
同じく幻のアニメであった「桃太郎海の神兵」だけでなく、ついに「桃太郎の海鷲」まで動画サイトに出てくるとは驚きです。




『桃太郎の海鷲』(ももたろうのうみわし)は、日本政府より国策アニメ映画製作の命を受け、1942年に芸術映画社で製作され、戦時下の1943年3月25日に公開された日本初の国産長編アニメ。
海軍省が製作協力とテロップ表記があるが実際は「軍事機密」を理由に、この作品ではほぼ協力は得られていない。
日本海軍がハワイを奇襲した真珠湾攻撃をモデルにしており、桃太郎を隊長とする機動部隊が鬼ヶ島へ「鬼退治(空襲)」を敢行し、多大な戦果を挙げるという内容である。

桃太郎の海鷲 - Wikipediaより一部抜粋)


ところで、この作品の何が幻かというと、実はフィルムが長らく行方不明だったのです。戦後、GHQにより没収されて、国内にはフィルムがない状態になってしました・・。その後、数十年してからアメリカでフィルムが発見されたようで、アメリカで発売された『 The Roots of Japanese Anime - Until the End of WWⅡ』というDVDの中に収録されてましたが、日本から手に入れるには、ちょっとハードルが高かったのです。今回、YouTubeに上がっている動画は、海外の動画サイトからの転載と書かれていることから、おそらく、アメリカで販売されているDVDから抜いた動画でしょう。ちなみに、公表後50年を過ぎた映画なので著作権切れとなっており、ネットに上がっていてもOKと思われます。


「桃太郎海の海鷲」と関連のある作品の話をすると、姉妹作品である「桃太郎海の神兵」という作品も戦意高揚の為、戦時中に作られました。これもGHQにより焼却処分されて、長らく行方不明でしたが、1984年に日本でフィルムが見つかり、現在は国内で販売されているDVDなどで見ることができますし、こちらもYouTubeに上がってます。ちなみに、ニコ動に「桃太郎海の神兵」をあげた方の説明文がなかなか良いです。当時の制作環境が大変だったことが分かります・・・。


桃太郎 海の神兵

1944年(昭和19年)、戦時下の日本で製作された長編アニメ。戦争末期に製作されたため、製作スタジオのスタッフは次々に徴兵されて人手不足。おまけに空襲警報がなるたびに原画・動画・セル・各種機材等をもって地下へ避難し、警報が鳴り止むとまた製作作業開始…の繰り返しだったそうな。物資も不足していたので、動画用紙は撮影が済むと消して新たな動画を描き起こし、セルも絵具を落として何度も再利用するというハードさ。にも関わらずこのクオリティはパネェ。





この辺りの国産アニメ黎明期の作品というのは、アニメマニアは勿論、アニメを制作している人は、かなりチェックしているようです。例えば国産アニメ黎明期の名作「くもとちゅうりっぷ」は、今年、「井上俊之さん小黒祐一郎さんと一緒に『もっとアニメを観よう!』」を聞きに行った時に、井上さんが会場に来ている人の中で見たことがある人を挙手してもらったら、半数くらいは見たことがあると答えていて、その多さに井上さんも驚いていました。学校などで見たという人もいるかと思いますが、やはり動画サイトの影響も大きそうな気がします。そういう部分を考えると、今回、「桃太郎の海鷲」がネットに上がったことはかなり大きな意味がありそうです。
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